エアーマット(防災エアーマット)で転落事故を防止!その魅力と導入メリット
建設現場や高所作業における転落・墜落事故は、常に大きなリスクとして安全管理担当者を悩ませています。
こうした中、注目されているのがエアーマットです(防災 エアー マットとも呼ばれます)。
空気で膨らませるクッション状のマットを地面に敷くだけで、高所からの落下時の衝撃を吸収し、作業員や市民の命を守ることができます。
本記事では、防災エアーマットの特徴や導入メリット、活用事例について解説します。
信頼できる安全対策としてぜひご参考ください。
目次
エアーマットとは何か?その仕組みと役割
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エアーマット(防災エアーマット)は、空気を充填して使用する大型クッション型の安全マットです。
高所作業の作業員が万が一落下した際や、工事中に工具などの落下物が発生した際に、その衝撃を柔らかいエアークッションで受け止めて事故被害を最小限に抑える役割を果たします。
いわば空気式の救助マットであり、消防隊が火災現場で使用する救助用マットのように、人命を守る防災用品です。
建設現場・建築現場、高所作業車を使った作業、クレーン作業はもちろん、消防・救助の現場や遊園地・スポーツ施設での安全対策など、さまざまな場面で活用されています。
エアーマット内部に空気を満たすことで、高所から人が落下しても地面に直接衝撃が伝わらない構造になっています。
製品によっては二重の多層構造や内部チューブ構造を採用し、より高度な衝撃吸収性能を実現したものもあります。
想定される対応落下高さはおおむね3m~10m程度(製品仕様による)で、高所作業の安全ネットや緩衝材では不安が残る場合にも、エアーマットを敷くことで最後の安全網として機能します。
また、人だけでなく重量物の落下による二次被害の防止にも有効です。
床面や地下面へのダメージを軽減し、現場設備を守る効果も期待できます。
エアーマット導入の主なメリット
エアーマットを導入することで得られるメリットは多数あります。
ここでは、自治体や建設会社の担当者にとって特に重要なポイントを順に紹介します。
誰でも簡単、スピーディーに設営可能
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エアーマット最大の特徴の一つが、その設営の手軽さです。
エアー式のため専門知識は不要で、付属の専用ブロアー(送風機)で空気を送り込むだけ。
大規模な足場工事や工具を用意する必要はなく、数名のスタッフでわずか5分程度で設置完了します。
撤収時も空気を抜いて畳むだけですので、後片付けに時間を取られません。
現場の準備時間を大幅に短縮できます。
緊急時にもすぐ対応できる機動性は、安全対策用品として大きな利点です。
現場に合わせた柔軟なサイズ・形状対応
設置場所や用途に応じて柔軟にサイズや形状を調整できるのもエアーマットの魅力です。
規格サイズの製品だけでなく、必要な大きさに合わせたオリジナルサイズの製作にも対応可能です。
また、複数のコンパクトなマットを連結して使うことで、広いエリアをカバーしたり変則的な形状のスペースにも適応できます。
実際の事例でも、狭い梯子周辺を囲むコの字型のエアーマットを特注で製作し、安全対策に成功したケースがあります。
狭所や特殊な現場でもフィットするエアーマットなら、どんな現場環境でも転落防止エリアを確保できるでしょう。
コンパクト収納で保管・レンタルも容易
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エアーマットは空気を抜けば驚くほどコンパクトに収納可能です。
使用後に空気を抜いて折りたためば、5m四方サイズの大型マットでも約2m四方程度にまで小さくなり、倉庫の片隅に保管できます。
軽量かつ収納性に優れるため、必要な時だけ取り出して使う一時利用にも最適です。
また、自社で購入するだけでなくレンタル対応も可能な製品が提供されています。
短期の工事期間やイベント期間中だけ使いたい場合など、レンタルを活用すればコストを抑えつつ必要なときにエアーマットを利用できます。
保管場所や予算の制約があっても導入しやすい点は、自治体や企業にとって嬉しいポイントです。
高所からの落下衝撃を吸収し事故防止効果大
肝心の安全性能において、エアーマットは非常に高い効果を発揮します。
空気のクッションによって高所からの落下エネルギーを瞬時に吸収・分散し、着地時の衝撃を大幅に緩和します。
これにより、作業員が墜落した際の重大な障害・死亡事故を防ぐことが期待できます。
また、工具や資材の落下による地面や下層階への被害を防ぐ効果もあり、現場全体の安全度が向上します。
エアーマットは労働災害防止の最後の砦として、関係者に安心感をもたらしてくれるでしょう。
充実したラインナップと静音仕様の選択肢
エアーマットには現場のニーズに合わせた多彩なラインナップが揃っています。
高さ方向の衝撃吸収力を高めた二層構造のタイプ、広範囲をカバーできる連結型、大型荷下ろし作業向けに衝撃吸収チューブを内蔵したタイプ、そして住宅街の現場でも音が気にならない静音ブロアー仕様のコンパクトタイプなど、それぞれ特徴を持つ製品があります。
例えば住宅密集地で夜間工事を行う場合には静音タイプを選ぶことで、送風機の作動音による近隣への影響を最小限に抑えられます。
このように、現場の状況や用途に応じて最適なエアーマットを選択できる柔軟性もメリットと言えます。
エアーマットの活用シーンと導入事例
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エアーマットは全国各地の様々な現場で導入が進んでいます。
建設・工事現場では、足場の下にエアーマットを敷き、万一の墜落事故に備えるケースが増えています。
エアーマットは建設業界から公共団体まで幅広く受け入れられており、「転落事故ゼロ」を目指す取り組みを力強く後押ししています。
安全管理の新たなスタンダードになりつつあります。
エアーマット導入方法とサポート体制
エアーマットは販売だけでなくレンタルにも対応しているため、導入のハードルが低いのも魅力です。
「まずは試しに使ってみたい」という場合はレンタルを利用し、効果を実感してから本格導入を検討することもできます。
エア防災では、事前の現地打ち合わせやデモンストレーションの実施にも対応しており、実物を見て検証した上で導入可否を判断できます。
設置方法のレクチャーや動画マニュアルの提供など手厚いサポート体制が整っているため、初めて導入する場合でも安心です。
製品の問い合わせから納品までの流れもスムーズです。
必要なスペックや現場の条件についてご相談いただければ、迅速にご対応いたします。
オリジナルサイズ製作も可能です。
在庫があれば即日納品も可能なので、緊急の安全対策にも対応できます。
お問い合わせ・資料請求のご案内
エアーマットは「転落・墜落事故防止」という難題に対する信頼性の高いソリューションです。
防災エアーマットの導入は事故ゼロへの大きな一歩となるでしょう。
現場の安全性向上は労働者や市民の命を守るだけでなく、組織の信頼構築や社会的責任の遂行にもつながります。
製品の詳細な仕様や価格、レンタルプランについて知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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