【少し理解が深まる! エアー式簡易陰圧室の詳細情報① 】 ~CDCガイドライン準拠について~
新型コロナウイルスなどの感染症対策商品として、補助金の対象にもなっている「簡易陰圧室」の需要が高まっております。
今回は、CDCガイドラインの情報も踏まえながら、エアー式簡易陰圧室をご紹介いたします。
CDCガイドラインとは、米国CDC(疾病管理予防センター)が公表したガイドラインのことです。
多くの文献やデータをもとに感染症対策などのガイドラインが明示されています。
簡易陰圧室についても、CDCガイドラインが示されています。
【簡易陰圧室に関するCDCガイドライン】
・汚染された空気は独立した排気口から外部へは排出されるか、廃棄が再循環されなければならない場合には、排気ダクトにHEPAフィルターを取り付けること。
・室内の換気回数は12回/時間以上に設定されていること。
・病室内空気圧の圧差は2.5パスカル以上に維持すること。
・適切な空気の調和が保てるよう、前室を使用すること。
「陰圧室」とは
ここまでCDCガイドラインについて記載しましたが、
そもそも陰圧室とは何?となっている方も多いかと思います。
陰圧室とは、テント内の圧力が病室内より低い状態のものです。
空気は圧力が高いところから低い方へ流れるため、
テント内の圧力を下げることでテント内から病室内に汚染された空気が流れることを防ぎます。動画を見てもらえると分かりやすいと思います。
弊社が取り扱っている陰圧装置は、CDCガイドラインにもあります「HEPAフィルター」を使っております。
そのため、テント内の空気は装置の中に集められ、HEPAフィルターを通りクリーンになった状態で病室内へ排出される仕組みです。
ワン・ステップのエアー式簡易陰圧室はCDCガイドラインに準拠しているの?
結論から言いますと、CDCガイドライン準拠した製品です。
装置に関しまして、上記でも記載した通り、HEPAフィルターが付いております。
また、テント内と病室の空気圧の圧差は、2.5パスカル以上で、
テント内の換気回数は1時間に12回以上です。5分に1回は空気が入れ替わっているとイメージしてもらった方が分かりやすいかもしれません。
簡易陰圧室の前室について
2室標準サイズ・3室コンパクトサイズは前室があり、CDCガイドラインにも明示されている前室を設置することで、適切な空気調整を行うことが可能です。
3室タイプは入り口と出口の部屋を前室で分けているため、さらに医療従事者の皆様からは、「安心感が違う。」「一方向で入口→本室→出口が決まっていることで、ありがたい。」と弊社のエアー式簡易陰圧室に決めて頂く際の決め手にもなっています。
前室の役割
テント内と病室内の圧差が2.5パスカル以上の場合でも、
テント内(本室)から外に出る際に、外部の空気が1度に多く入ることで、テント内(本室)の圧力は上がります。
そのため、病室内に空気が漏れる可能性があります。
そこで、病室と本室の間に1区間(前室)を設けることで、病室内に汚染された空気が流れるリスクを大幅に軽減します。
弊社では、ワン・ステップオリジナルとして、3室タイプを作成しました。
前室を2つに分けることで、
テント内に入る前室と、処置後に出る後室を作ることができ、グリーンゾーンとイエローゾーンを分けることができます。
エアー式簡易陰圧室
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