【イベント主催者向け】熱中症対策ガイド|大規模イベントを成功に導くために
夏のイベントやフェスを成功させる鍵は、徹底した熱中症対策・暑さ対策です。この記事では、イベント主催者として知っておくべき熱中症のリスクをお伝えします。計画段階からの準備、会場での具体的な対策、緊急時の対応、そしてイベント後の改善まで、具体的かつ実践的な情報を解説します。
もう、熱中症でイベントが台無しになる心配はありません!最後まで読んで、参加者満足度UP、イベント成功につなげてください。
目次 [hide]
大規模イベントにおける熱中症対策の重要性|リスクと責任
大規模イベントで熱中症対策がなぜ大切なのか、主催者の責任と合わせて説明します。
イベント主催者が認識すべき熱中症リスク
大規模イベントでは熱中症のリスクが高いと、主催者およびすべての関係者に周知してください。夏に屋外で多くの人が集まるイベントは、一人ひとりの体調に気を配るのが難しくなります。
イベントに参加する人だけでなく、参加者、スタッフ、出演者などすべての人の健康を守るため、主催者は熱中症リスクをしっかり認識・対策をしましょう。
熱中症対策を怠った場合のリスクと法的責任
もし主催者が熱中症対策を怠ると、多くの問題が起こります。参加者に熱中症が起こると、救護活動を優先するために、イベントを続けることが難しくなりかねません。
そして熱中症対策をしていなかったことが原因で事故が起きた場合、イベントの主催者は法律で責任を問われる可能性もあります。参加者の安全を守ることは、主催者の重要な責任なのです。
2025年6月から、厚生労働省は企業に対して罰則付きで対策を義務づける動きがあります。最新の情報にも注目して下さい。
参照:職場の熱中症対策、事業者義務化 罰則付きで6月から施行、厚労省(共同通信)
イベント開催前の準備|計画段階の熱中症対策4ステップ
イベントを安全に成功させるためには、開催前の準備が重要です。計画段階から始める熱中症対策を、4つのステップで説明します。
ステップ1:リスクアセスメントと対策計画
最初にすることは、熱中症のリスクを評価し、対策計画を立てることです。イベントの内容や場所、時期、人数を考え、どのような時に熱中症が起こりやすいか予測しましょう。
例えば、真夏の運動イベントや、人が多いイベントは要注意です。リスク評価の結果をもとに、冷却装置や休憩場所、救護の準備など、対策を計画します。
ステップ2:開催判断基準の設定と関係機関連携
次に、熱中症のリスクが高まったらイベントをどうするか、基準を決めます。環境省熱中症予防情報サイトが発表するWBGT値(暑さ指数)を見て、安全にイベントができる判断基準を設定します。
例えば「WBGT値が28℃以上ならイベント内容を変える、31℃以上なら中止」など具体的に決めます。詳しくはhttps://air-bosai.com/blog/learn-about-wbgt も参考にしてください。
そして、もしもの時に備え、警察署や消防署、病院など関係機関との連携を密にしておいてください。
ステップ3:スタッフ研修・緊急時マニュアル整備
イベント当日までに、スタッフ向けに熱中症研修を行います。熱中症の症状や応急処置、注意する参加者の特徴をスタッフに教えます。研修資料として、熱中症マニュアルや動画も役立ちます。
また、熱中症になった人が出た時に、スタッフがどう動くか、緊急時対応マニュアルを作り、スタッフみんなで確認しておきましょう。環境省の熱中症の対処方法(応急処置)を参考にしてください。
ステップ4:イベント保険の検討
もしイベント中に熱中症事故が起きた時に備えて、イベント保険を検討してください。イベント保険には、参加者のケガや、主催者の責任を補償するものがあります。万が一の時の金銭的な負担を減らせます。
保険の内容や料金を確認し、イベントの規模やリスクに合った保険を選びましょう。
イベント会場での対策実行|環境整備と参加者ケア
イベント当日に会場で行う熱中症対策は、参加者を守るために非常に重要です。ここでは、会場の環境整備と参加者へのケアについて説明します。詳しくは環境省の熱中症予防情報サイトの資料を参考にしてください。
会場環境の整備:冷却・日陰・通気性対策
イベント会場の環境を整えるには、冷却、日陰、通気性の3つの対策が大切です。これらの対策を組み合わせることで、会場全体の温度を下げ、熱中症のリスクを減らせます。。
冷却対策 | 会場にミストテントを設置すると、細かい霧状の水を噴射し、周囲の温度を下げられる。 特に人が集まりやすい場所や、休憩スペースなどに設置するのが効果的。設置が簡単な冷却ミストテントがおすすめ。 |
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日陰対策 | 直射日光を遮る日陰を作ることは、暑さ対策に重要です。エアー式遮光テントを使えば、空気で膨らませるだけなので、短時間で簡単に日陰エリアを拡大できます。 |
通気性対策 | 自然の風通しを良くするだけでなく、扇風機などを利用して、人工的に風の流れを使って換気することも効果的。 |
休憩・救護体制:スペース最適配置と医療準備
イベント会場には、疲労や体調不良になった際の休憩スペースと救護室を設けることは必須といえます。会場内のわかりやすい場所に設置し、参加者に周知することが重要です。
・休憩所:エアシャワーベンチ導入
エアシャワーベンチを設置すれば、ミストシャワーを浴びながら涼しく休憩できます。周囲にベンチを設置することで、より多くの方が利用できるでしょう。
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・救護室:医療体制事前準備
熱中症の症状が出た人にすぐに対応できるよう、救護室を準備し、医師や看護師を手配しておきましょう。イベントの規模にあわせて増設するなら、設置も撤去も簡単な仮設テントや、医療用エアテントがおすすめです。
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水分・塩分補給:わかりやすい場所で、欠品防止
熱中症予防には、こまめな水分補給と塩分補給が欠かせません。給水所は、参加者が利用しやすい場所に設置し、わかりやすく案内表示することが重要です。
給水所や自動販売機、売店などでは水だけでなく、スポーツドリンクや塩飴など、塩分も補給できるものを準備してください。欠品ばかりにならないように考慮も必要でしょう。
情報提供と注意喚起:効果的な伝え方
イベント会場では、熱中症対策に関する情報を積極的に発信し、参加者に注意を呼びかけましょう。
- 情報発信: WebサイトやSNS、会場内の案内板などで、熱中症の予防法や注意点を伝えます。
- 注意喚起: 定期的にアナウンスを行い、こまめな水分補給や休憩を促しましょう。
これらの対策をしっかりと行うことで、参加者が安心してイベントを楽しめます。
イベント開催中の監視と対応|リアルタイムと緊急時
イベント開催中は、事前の対策に加え、リアルタイムでの状況監視と、緊急時の対応が重要になります。ここでは、イベント中に主催者が行うべき熱中症対策を説明します。
WBGT値監視と情報共有
イベント開催中は、WBGT値(暑さ指数)をこまめに測定し、スタッフ間で情報を共有しましょう。WBGT値は、温度だけでなく、湿度や風速、日射量などを考慮した指標で、熱中症の危険度を判断するのに役立ちます。
WBGT値が高い場合は、イベント内容の変更や、中断・中止も検討しなければなりません。WBGT値の測定には、専用の測定器を使用し、会場内の複数個所で測定することが大切です。測定結果は、スタッフ全員が見える場所に表示したり、無線機などで共有したりすると良いでしょう。
参加者体調変化への注意と声かけ
イベント中は、スタッフが会場をまわり、参加者の様子をよく見ましょう。特に、熱中症リスクの高い方(高齢者、子ども、障がい者、寒冷地からの旅行者) に特に配慮することが必要です。
顔色が悪い、気分が悪そう、汗をたくさんかいているなど、熱中症のサインがある人には、「大丈夫ですか?」「少し休みませんか?」と優しく声をかけ、休憩をすすめましょう。また、具合が悪そうな人を見つけたら、近くのスタッフに連絡し、協力して対応しましょう。
熱中症疑い者への応急処置
もし、熱中症かもしれない人が出たら、すぐに手当をすることが必要です。しかし、重症の場合や意識がない場合は、迷わず救急車を呼んでください。
・応急処置の基本:冷却と水分塩分補給
まず、涼しい場所に運び、衣服をゆるめて体を冷やします。ぬれたタオルやうちわ、氷まくらなどを使って、首、わきの下、足のつけ根などを冷やすと効果的です。意識があるなら、水やスポーツドリンク、経口補水液などを飲ませ、水分と塩分を補給しましょう。
・体を迅速に冷やす:ポータブルアイスバス
症状が重い場合は、すぐに体を冷やすことが大切です。体を冷やす専用の道具(ポータブルアイスバス)があれば、それを使って全身を冷水につけ、体温を下げます。
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ただし、医師や看護師などの専門知識を持つ人の指導のもとで行う応急処置をして利用してください。症状が改善しない場合や、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
イベント後の継続的改善|振り返りとガイドライン見直し
イベント終了後は、主催者として熱中症対策が適切だったかを振り返り、次回のイベントに向けて改善することが大切です。ここでは、継続的な改善のために必要なステップを説明します。
対策効果の検証と改善点洗い出し
今回の対策の効果を、アンケートやWBGT値、熱中症患者数などから評価します。良かった点、改善すべき点を見つけ、次回の対策に活かしましょう。
ガイドライン・マニュアルの定期見直し
最新情報や今回の反省点を元に、熱中症対策のガイドラインとマニュアルを更新します。定期的な見直しが大切です。
イベント成功のために|今すぐ熱中症対策を
大規模イベントを成功させるためには、熱中症対策は欠かせません。事前の準備、当日の対策、振り返りを続けて、安全・安心なイベントにしましょう。
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