【導入事例】トンネル遮風アーチ (トンネルの吹き抜け風を軽減する)
こんにちは、ワン・ステップの柳田です。
今回は、9月上旬に納品した、トンネル工事においてトンネル開通後に発生する貫通風を遮断して温度・湿度の変化を防ぐことが出来る商品、トンネル遮風アーチの実績案内です。
今回のブログでは、お問い合わせからご納品までの一連の流れをご紹介します。
お客様の課題:費用と作業時間を抑えた方法がないか?
建設現場では、風や天候の影響が作業の効率や安全に大きな影響を与えることが多く、特に高所作業や繊細な作業が求められるシーンでは、風対策が必要です。今回、お客様から遮風が必要でありながら、今までは仮設の足場などを組んで、作業時間も多くかかるので、別の方法で費用と時間を抑えて取り組むことは出来ないか?と相談を受けました。
これらの課題を解決する方法として、お客様からのアイデアもあり、エアー式のアーチ構造を使い、カーテン式の幕を張ることで、トンネル内の遮風を行うことに決まりました。
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トンネル遮風アーチ導入までの進め方
①お問い合わせ・イメージサイズ製作 約7日間
今回の工事現場は、海岸線沿いに面しており、吹き抜けの風がとても強い場所でした。
お客様と工事現場のトンネルサイズを確認し、アーチのイメージを製作します。
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イメージのサイズ確認ができれば、ご注文確定となり、工場にて製作が始まります。
②製作+輸送で 約50日間 お急ぎの場合は航空便を活用。
イメージから実際の製品を製作していきます。
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デザイン確定から、工場での製造、そして輸送なども併せると約50日です。お急ぎの場合は航空便を利用することで、費用負担は上がりますが、10~20日の納期短縮が可能です。
③納品日の調整 約3日間
通関・入荷、国内に入ってくるスケジュールが確定次第、お客様と納品日の調整をいたします。
今回のトンネル遮風アーチは2機ご注文いただき、1機1時間と設定し、搬入を除き、2時間と調整しました。
当日、設置するトンネル工事現場には男性スタッフ5名様以上、高所作業車をご手配いただきました。
④納品・設営の様子
トンネル工事現場付近で待ち合わせをし、トンネル遮風アーチの設置場所まで向かいます。
*トンネル遮風アーチを積んでいる弊社車両は、最小:ハイゼットクラス~最大:2tロングトラックです。
①トンネル工事現場の設置場所に製品を広げます。
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②トンネル工事現場設置場所の天面にアイボルトを打ちこみ、高所作業車でトンネル遮風アーチを引き上げ、カラビナで固定します。
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| 高所作業車で設置していきます。 |
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| トンネルの最も高い場所に固定します。 |
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| 約1時間でトンネル遮風アーチの設置が終わりました。 |
③トンネル遮風アーチの取り付けが完了後、送風機を稼働し、空気を充填させたら、設置完了です。
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今回のトンネル工事現場では、設置2回目のスタッフ様がおられたのもあり、約1時間で終えることができました。
・設置場所の天井にアイボルト
・高所作業車
この2点は設営時には必ず必要になってきます。
お客様の声
今回の現場のスタッフ様から
「以前、トンネルの遮風をする際は、トンネル工事現場に足場を組んで、板貼って~で、3日間とかかかってたよ、仮設工事費用もまあまあするし。」
「設置と撤去が1時間程度で終えられるなんて、想像もしていなかった、活気的な商品ですね!」
と、嬉しいお言葉をいただきました。
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従来の風対策設備に比べ、設置・撤去が簡単であるため、
作業時間の無駄を削減することができ、現場全体の効率が向上します。
工期の短縮や作業効率の向上で、プロジェクトの成功に直結してくのだろうと感じました。
また、風の影響による作業の中断や遅延が少なくなることで、
全体の工期が短縮され、プロジェクトの進行がスムーズになります。
これにより、追加の人件費や機材コストが抑えられるため、
結果的にプロジェクト全体のコストも削減することが可能になると確認できました。
こちらの製品も、お客様からの「○○つくれない?」から、開発した商品です。
本製品はもちろん、気になる点や、ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
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