【SFTS(重症熱性血小板減少症候群ウイルス)について⑥】SFTSの発症が増えてくる時期です。マダニに注意を!

2022.05.13

2022年2月にマダニからネコ、ネコから人へSFTSに感染した事例が報告されました。

 

記事抜粋(宮崎日日新聞様より)

県感染症対策室は24日、日南市の70代女性と宮崎市の80代女性が、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、このうち70代女性が死亡したと発表した。県内での感染確認は今年に入って初めて。80代女性は死んだ地域猫の血液に素手で触れており、その際にうつった可能性が高いという。

 

SFTSは、以前のブログ記事(このページの一番下に関連ブログとして紹介)でも危険性を書きましたが、昨日熊本県でも発症した方がいると報告されて、徐々にSFTSが増えてくる時期となりました。

 

弊社では動物病院でスペースを有効利用できる簡易陰圧室を作ることが出来る簡易陰圧ゲートも昨年、リリースしています。

 

マダニに噛まれないことや飼い猫の場合はご自宅内から出さないことも大事です。

 

ぜひ、この機会に各都道府県のHPなどでも対策が出ていますので、チェックをしてみることをお勧めします。

 

 

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