コストを抑えながら自動運転試験の実行が可能。エア車両ダミーの可能性(エア造形 課題解決①)

こんにちは。ワン・ステップの山元です。

ワン・ステップではエア造形を活用し、様々な領域の課題解決に取り組んでいます。

今回は、自動運転技術の進歩が著しい中、少しでも安価で試験を行うために活用が期待されるエア車両ダミーを紹介します。

 

*実際のエア車両ダミー

自動運転技術は日進月歩の発展を遂げており、大手企業はもちろんのこと、大学発ベンチャーをはじめとしたスタートアップ企業も多くチャレンジをしている業界です。

自動運転を取り巻く環境は常に変化しており、以下のような課題をクリアする必要があります。

  1. 技術的複雑さの過小評価
  2. 法規制の不確実性
  3. 高額な開発コスト
  4. 市場期待と現実のギャップ
  5. 事故報道による信頼低下
  6. 収益化モデルの確立の難しさ

特に、3の高額な開発コストが大きくのしかかり、様々な試験をして研究を進める上で、コストダウンをしながら試験を行っていくことは重要なテーマの一つです。

また、自動運転以外にも、センサー試験や自動ブレーキ試験など新しい技術を確立する上では、多くの試験が必要となり、様々な条件で試験をする必要があります。

 

そこで、ワン・ステップでは、ぶつかっても試験車両やセンサーなどの部品が衝撃で壊れにくく、実物と同じ大きさで試験を実施できるエア車両ダミーの販売とレンタルに取り組んでいます。

 

エア車両ダミーは、実物大の車両で製作することが可能で、オリジナルデザインも対応できます。

 

今後、EV車がシェアを伸ばしていくと予測される中、EV車と相性の良いAI技術、5G通信、高精度三次元地図などの関連技術の進歩が自動運転技術の向上をさらに加速させると思われます。

 

また、一般の自家用車だけでなく、トラックや二輪車も簡単に製作することが可能であり、

壁や家などの構造物など、様々な形の障害物も製作可能です。

 

自動運転は社会実装に向けた取り組みが加速しており、デジタル庁から「モビリティ・ロードマップ2024」が公表されています。Maas社会が到来する可能性がある中、自動運転車両はMaasの中核を担うとも言われています。

また、今後は大阪万博で注目を集めている「空飛ぶ車」も、決して夢の世界ではありません。まさに3次元で動くため、多くの試験が必要になると思われます。

様々な形状、大きさで作ることのできるエア車両ダミーやエア障害物をぜひ、技術進歩のための試験にご利用いただけると嬉しいです。

 

お気軽に相談いただけると幸いです。

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