【徹底解剖:建設業での墜落・転落防災対策へのアプローチ①】建設業で多い転落・墜落事故の割合とフルハーネス義務化
こんにちは。ワン・ステップの山元です。現在、弊社では建設業での墜落・転落防災対策にエアー造形などを利用して、少しでもお役に立てないかと商品開発をしています。
そこで、今回から建設魚での墜落・転落事故防止に向けて、シリーズでデータなども合わせながら考えていきたいと思います。
まず、建設業の労働災害の事故種別のグラフです。
墜落・転落が最も多く、特に高所作業での安全対策は現場の最重要事項と言われています。
労災事故の死亡災害は建設業が全体の32%以上と非常に多くの事故が発生しています。
令和4年7月に厚生労働省で開催された「建設業における墜落・転落防止対策の充実強化に関する実務者会合」の資料が公表されました。
その中から、屋根・屋上等の端・開口部から墜落・転落する事故の防止方法についての資料があります。
実際に、屋根・屋上等の端から墜落した事故87件を調べたところ、
・法令違反があったもの74件
・安全帯の未使用87件
・新築15件・改修39件・解体14件・その他14件
となっています。決められた安全対策を行っておくことや、一人親方や小さなリフォーム・改修工事などでは、対策がおろそかになっているのではないか?とヒアリング結果から分析されています。
2019年の法律改正で、2022年1月以降、高さ2m以上の作業に従事する場合は、必ずフルハーネスをつけないといけないと完全移行されています。
一方で高さ2m程度の場合は、フルハーネスを使用していても、ランヤードの長さ分があるため、フルハーネスがうまく利かず、高所からの落下時に衝撃を吸収する以前に地面などに激突してしまう危険性があることも指摘されています。
少しでも安全を確保するために、コンパクトなセーフティーエアーマットをお勧めします。
普段はコンパクトなため、持ち運びも簡単で3分ほどで設置可能です。
少しでも安全な環境作りのお役に立てるようにいろいろと商品開発をしていく予定です。