【SFTS(重症熱性血小板減少症候群ウイルス)について②】SFTSの感染例と対策について
前回に引き続き、SFTSについてです。
SFTSは2011年に中国の研究者らによってダニ媒介感染症であることが発表され、2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患したと初めての報告がされました。まだ、発表されてから10年も経っていません。
SFTSの感染に関する情報は
2020年末までに573例報告されており、その中の75名が死亡されているということで、大変致死率の高い感染症で注意が必要です。
特に60歳代以上で急激に致死率が上がっているため、農作業や森林などに入る際は注意が必要です。
SFTSの症例は暖かい地域で多く、
弊社の本社がある宮崎県が全国で最も多くの感染者がいます。そのため、宮崎県のHPでは、SFTSに関する注意喚起が大きくされています。
まずは、マダニに噛まれないことが大事ですので、草むらや藪に入る時にはイラストのような服装を着用し、肌の露出を減らすことが推奨されています。
SFTSは、平成25年3月4日に感染症法における四類感染症に指定されていますので、これからの時期に草むらや藪に入ることがある際はくれぐれも気を付けてください。
また、動物から感染する可能性もありますので、犬や猫などのペットを家に入れるときは、ブラッシングをしてマダニがついていないかの確認をすること、また獣医師の先生からマダニの駆除剤を処方してもらい、使用することなどが推奨されています。
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