クリーンルームとは?感染症対策に求められる新たな選択肢「エアー式簡易陰圧室」とは
クリーンルームとは?初心者にもわかる基本構造
クリーンルーム(Cleanroom)とは、空気中のホコリ・微粒子・細菌などを限りなく排除した清浄空間のことです。医療施設・製薬・食品・半導体工場などで使われており、外部からの汚染を防ぐことが重要とされる分野に欠かせません。
クリーンルーム内に入る前には、エアシャワーを通過し、衣服や持ち物に付着した異物を吹き飛ばすのが一般的です。
感染症やコロナ対応で注目された「簡易クリーンルーム」
特に新型コロナウイルスの流行以降、病院・高齢者施設・自治体では「感染者との空間分離」や「一時的な清浄空間」のニーズが急増しました。従来の恒久型クリーンルームは導入に工事と費用が必要で、「今すぐ必要な場所には対応できない」問題も浮上。
その解決策として注目されたのが、エアーで膨らませて短時間で設置できる簡易型の清浄空間です。中でも、エア防災が提供する「エアー式簡易陰圧室」は、クリーンルームの代替空間として使用できる機能性を持っています。
「エアー式簡易陰圧室」とは?特長と仕組み
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エアー式簡易陰圧室とは、空気で膨らませて数分で設置できるテント型の陰圧空間です。
陰圧とは、室内の空気圧を外よりも低く保つことで、室内の空気が外へ漏れないようにする空調制御の一種です。
エアー式陰圧室の基本構造
エアー式簡易陰圧室特徴
・オーダーメイドでサイズ・部屋数を自由に変更可能。
・入口→本室→出口と1WAYの安心設計。
・組み立ては空気を入れるだけで簡単。誰でも5分で設置可能。
・収納時は横幅65cm・高さ45cmとコンパクト。
・特許申請中。
アメリカ CDCガイドライン準拠
・HEPAフィルター付き陰圧装置を通して排気
・陰圧室内の換気は12回/時間以上
・室内空気圧の圧差は2.5パスカル以上
「エアー式簡易陰圧室」はなぜクリーンルームの代替になるのか?
実際に医療施設や現場の担当者からは「想像以上に空気が清浄」「患者と職員の動線分離に役立った」との声も。
以下の理由から、クリーンルームの代替機能としても高く評価されています。
1. テントに装着する陰圧装置に、HEPAフィルター搭載でウイルス・微粒子を除去
2. 室内の圧力管理(陰圧)
3. 密閉構造で外気・塵埃の侵入を防止
エアシャワーの役割と「簡易式エアシャワーゲート」の魅力
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エアシャワーとは?
エアシャワーはクリーンルームや清浄区域に入る前に、作業者や物資の表面に付着したホコリ・花粉・ウイルスなどを風で吹き飛ばす設備です。
通常は高価な恒久設置型ですが、エア防災が開発した「簡易式エアシャワーゲート」は、どこでも設置可能なエアータイプ。
簡易エアシャワーのポイント
- エアー式で5分設営、工具・工事不要
- 自立型・通過式でスムーズな人流管理が可能
- コンパクト収納でイベント・仮設病院・避難所でも対応可能
実際に現地での導入テストも実施され、「感染症対策として、導線管理が非常にしやすくなった」との声が多数寄せられています。
常設型クリーンルームとの比較と導入のしやすさ
項目常設型クリーンルームエアー式簡易陰圧室・簡易エアシャワー工期数週間~数ヶ月数分(エアーで即設営)設置費用数百万円~数十万円から導入可能カスタマイズ困難(固定)サイズ・形状自由/移設も可能使用場所専用施設に限るイベント会場・災害現場・移動診療所などにも柔軟対応保守管理継続的に必要短期利用やレンタルも可能です。
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