【2023防災テーマ徹底解剖:インクルーシブ防災②】誰も取り残さない・置き去りにしない防災の重要性
前回はインクルーシブ防災について、少し紹介をしました。
SDGsが掲げる17の目標のうち、5つにinclusiveという単語が使われていて、どれだけ重要視されているかが分かります。少し紹介しておきます。

4:質の高い教育をみんなに
8:働きがいも経済成長も
9:人や国の不平等をなくそう
11:住み続けられるまちづくりを
16:平和と公正をすべての人に
インクルーシブ防災は、東日本大震災のデータからも重要度が示されています。東日本大震災では、障がい者の死亡率は一般的な死亡率の約2倍、また、避難生活などの進呈的負担による疫病l災害に関連した原因で亡くなる災害関連死も非常に多く報告されています。(日本ケアフィット教育機構様の記事参照)

高齢者・障がい者の方々に対して、避難情報や避難時の避難方法の周知と実践できるかどうかの確認、そして避難場所に移ってから、生活をする際の生活環境の品質が大事になって来そうです。

令和2年版防災白書 http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/index.html外部サイト
第1部 第1章 第1節 自助・共助による事前防災と多様な主体の連携による防災活動の推進 内の【コラム】「災害関連死の定義について」より
高齢者の死者数も非常に多く、どのようにして非難を迅速に行い、避難場所の環境を整えることが出来る範囲で整えておくかが大事になって来そうです。
【避難場所でも使いやすいジョイントエアーパネル】
ワン・ステップでは災害関連死を減らす一つの手法として、ジョイントエアーパネルを提案しています。

ジョイントエアーパネルは、エアー式のマットです。弊社が提案する効果は2つ。
1つ目は、エアーマットであるために、クッション性が良く、床など堅い素材の上で寝ることに比べ、関節や腰などの身体へのダメージを大きく軽減できる。

厚さ10cmで、クッション性が良いことで、長期間の避難生活時に快適に過ごすことが出来ます。
二つ目は断熱効果があり、寒い日の避難生活時に床から伝わってくる底冷え編対応が可能ということです。ジョイントエアーパネルは真ん中に空気の層があります。

空気の層があることでダイレクトに床の温度が伝わることがなく、体温の低下を防ぐことが出来る可能性があります。
津波・地震などの自然災害は、いつ何時にやってくるか分かりません。冬場の自然災害時は、特に高齢者や身体に障がいを持つ方にとっては、大変かと思いますので、インクルーシブ防災の一助にジョイントエアーパネルが活用されるように認知・普及活動と多くの皆様の声を聞いた上で改善などを繰り返していきたいと思います。
関連商品
関連コラム記事
-
-
【防災用貯水タンクガイド】断水と水害に備える実践対策
災害時の「貯水タンク」は飲料水確保だけではありません。断水30日を想定した組み立て式水槽、給水所で使えるウォーターバッグ、さらに水害時のトイレ逆流を防ぐ水嚢まで。課題別に最適な対策をわかりやすく解説します。 -
-
防災用ウォータータンクの選び方|個人・企業別に比較解説
防災用ウォータータンクは種類が多く、「折りたたみ」「ハード」「雨水タンク」「組み立て式水槽」など用途で最適解が異なります。本記事では個人・企業(BCP)別に、失敗しない選び方とおすすめタイプをわかりやすく解説します。 -
-
給水所の大行列と、企業・避難所の混乱を防ぐ『ウォーターバッグ』の必要性
災害時の給水所には長蛇の列、容器不足、重い水運び…。水を受け取る現実は想像以上に過酷です。個人・企業が今すぐ備えるべき「ウォーターバッグ」の重要性を解説します。 -
-
災害時の生活用水確保|断水でもトイレ・衛生を守る備蓄術
災害時、飲料水と同じように重要なのが「生活用水」。断水でトイレや衛生に困らないために、ウォーターバッグや組み立て式水槽で備える方法を解説します。 -
-
災害時の水の備蓄は何日分必要?3日分では足りない理由と実際の復旧期間
災害時の水備蓄は「3日分」では不十分。過去の震災データに基づき、復旧までの期間や家庭・企業で必要な水量、現実的な備蓄方法を解説します。
