【閑話休題シリーズ①】体温にまつわるいろいろな話
災害が起きた際、避難場所などでは体温を維持することがとても大事と言われています。
体温維持のために毛布などを常備されている避難場所も多いのではないでしょうか。
体温について調べていると、先日、体温にまつわる記事を見つけました。
「現代人の体温は200年前より低下している」
というもの。
オフィスワークが中心の方も多い現代人の体温は、男性が200年前に比べて0.59℃、女性は100年前に比べて0.32℃低下しているそうです。
原因はいろいろと調査されているようですが、「現代医学の進歩により、以前は体温上昇を引き起こす慢性的な感染症があったが、これらがなくなったことが原因の一つではないか。」という推測もあるようです。
また、オフィスワークが多くなり、運動量が減り、代謝が減ったことが原因とも言われており、男性は200年前より代謝が6%近く落ちていて、約30分間分の身体活動時間が減っていることが原因ではないかとも推測されています。運動をする機会を増やすことはやはり大事かなと感じました。
また、体温が何かに役立たないか?と探していると、
「人の体温でスマホの充電ができる技術」
が研究されているようです。
仕組みは以下の通り。
人間の体温と気温のわずかな差で発電する「体温発電」。チームは、特殊な素材で作った回路を作製し、リストバンドのように身につけ、10度の温度差で1ミリ・ワットの発電ができるようです。
人間は恒温動物で、食事で取り込むエネルギーの7割以上を体温の維持に使うとも言われている。地球上の約80億人の体温を有効活用できれば、世界で消費するエネルギーの1割を補える試算もあるそうです。
すごいですね。まさに再生エネルギーです。
一方、東京理科大や花王などは、汗を使った発電で戦いを挑む。汗に含まれる乳酸を酸化する酵素を組み込んだ貼り付け型の電池を作製した。乳酸の化学反応で放出される電子を活用して発電する方式だ。東京理科大の 四反田 功准教授は「誰もがかく汗を利用できれば応用範囲も広く、電力供給の分野に新たな風を巻き起こせる」と意気込む。
こちらも汗で発電出来れば、様々なところで便利に運用できそうです。災害時には停電することも多く、電気がないと携帯電話やエアコン、多くのものが使えなくなります。
携帯電話の充電が、体温を使ってできるようになると災害時の連絡なども飛躍的に取りやすくなりそうです。
技術の進展に期待をしたいと思います。
今後、たまに閑話休題で関連しそうなテーマを書いていこうと考えています。