【コロナ感染時】自宅療養で家庭内感染を防ぐ隔離スペースの作り方(陰圧装置の設置)
8月24日 23:59時点
ここ最近では、
全国の新型コロナウイルスの感染者数が、2万人を超える日々です。
ひっ迫した医療現場に加え、
入院調節で受け入れ先が見つからず亡くなられた方、自宅療養中に容体が急変しず亡くなられた方などのニュースが多く流れております。
少しでも感染者数を減らし、医療体制を整えることが、
死亡者を減らす一歩となります。
2021年5月11日時点では、小児患者の先行感染者は、
家族が77%、学校関係者が6%、幼稚園・保育所関係者が6% と約80%が家庭内での感染です。
家庭内感染のうち、両親や祖父母が先行感染者であった割合が約93%だったという結果が出ていおります。
家庭内感染は、同じ建物で過ごす以上防ぐことが難しくなります。
そこで「エアー式簡易陰圧室」の機械である「陰圧装置」を使って、
簡易陰圧室を作ることができます。
最も確実な方法は、写真のように簡易陰圧室を自宅内に持ち込むことですが、これはとても大変です。また、現在のところ、費用負担は自己負担になってしまいます。自宅療養者の増加に対して、ぜひとも家庭内感染を防ぐための環境整備が進むことを願っています。
そこで、エアー式の簡易陰圧室を使わずとも、家族がコロナになった際に、装置を使って家庭内感染を防ぐことができた事例を紹介します。
こちらは簡易陰圧装置です。スイッチを入れるだけでOK.陰圧状態になり、部屋の中の空気が外に漏れださない基準である2.5パスカルを超えると、緑色のランプが光ります。
空気の排気口はこのように屋外に排出します。なお、排出される空気は0.3μmの粒子を99.99%以上カットして排出するため、クリーンな空気を輩出します。
本来、陰圧装置はテント外に置きますが、
陰圧装置の排気口にダクトを付け空気を外に出すことで、
お部屋の空気を吸い込んだ装置は、空気を綺麗にすることが可能です。
このようなイメージですね。
また、部屋の出入りをするときは、簡易陰圧室で使われている「前室」を作ると、さらに外にウイルスが漏れ出しにくくなります。
前室の作り方としては、ビニールカーテンやホームセンターで売っているナイロンシートなどを垂らして、ゾーンを作ります。そのゾーンがあることで、陰圧室の効果は格段に上がります。
日経クロストレンドさんに参考になる写真がありましたので、紹介しておきます。
※窓・扉などの隙間がある場合、陰圧状態にならない可能性がございます。
※お部屋によっても条件(広さ・間取り)が変わってきますので、陰圧状態になる確約は取れません。
ご注意ください。
簡易陰圧装置がない場合は、換気扇を使うことで代用することも可能です。
自宅療養の基本は、
・感染者と同居者の部屋を分けること
・感染者の世話は限られた人にすること。できれば1人。
・できるだけ全員がマスクをすること
・こまめな手洗い・消毒
・定期的な換気 1時間に2回が目安。
・取っ手・ドアノブなど共用部分は消毒。
ですが、それに加えて部屋を陰圧にしておくとさらに効果が上がるかもしれません。