陸上養殖用パイプ式水槽(養殖用水槽)

円形のパイプ式貯水槽で、サーモンやエビなどの陸上養殖に最適です。
馴致・選別作業や研究機関での実験用など、多用途に活用できます。
水槽は円形構造により水流がスムーズに循環し、魚へのストレスを軽減できます。
四角形・多角形タイプにも対応可能です。
設置は簡単で、高さやサイズを自由にカスタマイズできるため、幅広い規模や条件に対応できます。
納品実績
宮崎県内の養殖施設にて、サクラマスの稚魚2,000匹の一時収容にご利用いただきました。
今回は6mサイズの円形貯水槽をご利用いただき、魚へのストレスが少ない点高い評価をいただきました。
また、設置は男性スタッフ4名で約30分と迅速に完了し、排水口の設置により水の入れ替えも容易に行えました。
さらに、ワクチン接種や病気治療の際の一時的なプールとしての利用にも適しているとのお声をいただいております。
実際の様子:【導入事例】サーモン・サクラマスの養殖:出荷用プールとして活用
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普段利用されている既存の円形水槽 | 実際に弊社の円形貯水槽に魚が入った時の様子 |
特徴
設置の柔軟性
必要な場所に短時間で設置でき、スペースを効率的に活用できます。
施設の規模や用途に応じてオリジナルサイズの製造にも対応いたします。
設営方法も簡単で、ブルーシートを敷き、その上にプールシートを設置。
パイプを差し込みながら組み立て、男性3~4名で約30分ほどで完成します。
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①ブルーシートを敷き、プールシートやパイプを準備する | ②パイプを差し込みながら組み立てる |
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③完成したときの様子 | ④ご利用中の様子 |
コスト削減
従来のFRP製やコンクリート製の水槽(10~100トン規模)では、1基あたり50万~1,000万円の費用がかかる場合があります。
どちらの製品も高い安定性を持つ一方、施工費用が非常に高額になることが課題です。
一方、陸上養殖用パイプ式貯水槽は同規模でも1基あたり30万円~500万円程度と経済的。
軽量ですが耐久性に優れているので、輸送や設置にかかるコストも削減できます。
長期利用
繰り返し使用できる設計で、シートのみの交換も可能です。
長期的にも低コストかつ柔軟な運用ができます。
利用シーン・用途
陸上養殖施設
稚魚の一時移動や塩分調整、ワクチン接種・治療用プールに最適。
研究施設
水質や水流の変化を観察しやすく、新技術の研究・実験に活用。
商品バリエーション
円形貯水槽(6.0m×1.0m)
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・容量:約28㎥
・設営時間:約30分~1時間(男性2~3名ほど)
・撤去時間:約30分~1時間(男性2~3名ほど)
中小規模の養殖や一時的な魚の移動に適しています。
円形貯水槽(1.5m×0.8m)
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・容量:約1.4㎥
・設営時間:約30分
・撤去時間:約30分
初めて導入する方や小規模の養殖用におすすめです。
関連商品
IoTセンサー
IoTセンサーとパイプ式貯水槽を連携させることで、遠隔から貯水槽の管理ができます。
酸素濃度や水温などを測定できるセンサーを導入可能です。
商品ページ:IoTスマート貯水槽
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パイプ式透明プール(クリアプール)
前面が透明(クリア)なパイププールです。水中実験や観察用のプールとして最適です。
商品ページ:パイプ式透明プール(クリアプール)
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大型透明プール・クリアプール(観察用の大型水槽)
透明な素材の大型プールです。水中実験や試験、観察用の水槽としても最適です。
商品ページ:大型透明プール・クリアプール(観察用の大型水槽)
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よくあるご質問
レンタル・販売それぞれの納期はどれくらいですか?
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①レンタル
在庫のスケジュールが空いていれば、2週間程度での納品が可能です。
ただし、決定優先になりますのでお早めにご相談ください。
②販売
ご発注から納品までは約60日程度かかります。
デザインの決定などもふまえて、約半年前ほどからご連絡いただけると、スムーズにご案内が可能です。
納品実績はありますか?
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宮崎県内の養殖施設にて、サクラマスの稚魚2,000匹の一時収容にご利用いただきました。
その他にも、2025年8月に開催された「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」にて展示し、好評をいただいております。
展示会の様子はこちら:
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