セーフティーエアーマット⑥(コンパクト連結タイプ)

「高所作業の安全対策、特にセーフティーエアクッションはどう選ぶべきだろうか?」
「複雑な現場形状への安全マット設置は難しい」
このようなお悩みはありませんか?従来の足場クッションだけでは万全とは言えない場面もあります。セーフティーエアーマットブロックタイプは、そうした複雑な現場での墜落・転落防止対策に貢献します。
コンパクトなブロック形状と連結機能で、隙間なく安全エリアを確保することが可能です。そこで、より高度な安全対策をお求めの方へ向けて、「セーフティーエアーマットブロックタイプ」の特徴や利用シーンについて解説します。
飛び降りクッションのような製品選定や現場の安全強化の参考として、ぜひ最後までご一読ください。
落下衝撃吸収マットとは? 高所からの落下事故を防ぐ安全対策マット
落下衝撃吸収マットは、建設現場などの高所作業において、万が一の墜落・転落事故が発生した際に、作業員の身体への衝撃を緩和するための安全設備です。
手すりや安全帯といった基本的な対策に加えて設置することで、事故発生時の被害を最小限に抑えることを目的としています。人命保護を第一に考えた安全マットであり、足場クッションとは役割が異なります。
このマットの必要性や適切な選び方について、以下で詳しく詳しくみていきましょう。
高所作業現場での落下事故のリスクと衝撃吸収マット(安全マット)の必要性
高所作業現場では、墜落・転落事故が依然として重大な労働災害となっており、衝撃吸収マット(安全マット)の導入は極めて重要です。現在も建設業では、墜落・転落による死亡災害が後を絶ちません。人命に関わることはもちろん、企業の信頼失墜や工期の遅延など、甚大な影響を及ぼします。
安全帯の不使用や不適切な使用、足場の不安定さ、予期せぬ天候の変化など、事故に至るリスクはさまざまです。基本的な安全対策を講じていても、100%事故を防ぐことは困難な場合もあります。
だからこそ、「もしも」の事態に備え、落下時の衝撃を吸収する最後の砦として、セーフティーエアクッションのような衝撃吸収マットが必要不可欠です。万が一の事故発生時にも作業員の命を守り、より安全な作業環境を整えましょう。
落下衝撃吸収マットの選び方:現場の状況に合わせた製品選定のポイント
現場に最適な落下衝撃吸収マットを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを確認してください。
まずは、設置場所の広さや形状を確認します。柱などの障害物はないか、設置スペースは十分に確保できるかなどです。例えば、せまい場所や複雑な形状にはコンパクト連結タイプ、広い範囲には連結タイプが適しているなど、製品の特徴から組み合わせも大事です。
そして、マットの重量や設置・撤去の容易さ、保管場所、予算(購入かレンタルか)といった使いやすさも考慮してください。
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)の5つの特徴
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は、高所作業現場の安全性を飛躍的に向上させるための、5つの大きな特徴があります。
- コンパクト連結タイプによる優れた設置自由度
- 連結による広範囲・複雑形状への対応力
- 軽量・コンパクトで簡単な運用性
- 確かな衝撃吸収性能による高い安全性
- 多様なニーズに応える製品展開
これらの特徴が、従来の安全対策ではカバーしきれなかった現場の課題を解決します。
それぞれの特徴について詳しく解説いたします。
次のセーフティーエアーマット ジャンプオフ仕様 の動画でも紹介していますので、参考にしてください。
特徴1:コンパクト連結タイプで狭小スペースや複雑な地形にもジャストフィット
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)の最大の特徴は、そのブロック形状による優れた設置自由度です。従来の大きな一枚板タイプのマットでは、設置が難しかったり、隙間が生じてしまったりした場所でも、このコンパクト連結タイプなら柔軟に対応できます。
例えば、建設現場の柱周りや、配管が入り組んだプラント内の床面、凹凸のある地形など、複雑な形状のスペースにも、ブロックをパズルのように組み合わせることで、隙間なくぴったりとフィットさせることが可能です。
これにより、従来は安全確保が難しかった箇所でも、セーフティーエアクッションとしての機能を確実に果たし、作業員の安全を効果的に守ります。このように、コンパクト連結タイプは設置場所を選ばない高い汎用性を実現します。
特徴2:自由な連結で広範囲をカバー、現場のニーズに柔軟に対応
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は、エアーマット同士を簡単に連結できるため、現場の広さや形状に合わせて安全エリアを自由に拡張できる点が大きな利点です。
また、作業の進捗やレイアウトの変更に応じて、連結を組み替えたり、範囲を調整したりすることも容易に行なえます。
この柔軟な対応力により、現場ごとのさまざまなニーズに応え、最適な安全環境を効率的に構築することが可能となります。
特徴3:軽量かつコンパクト収納、搬送・設置の手間を大幅削減(約5分で設置可能)
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は、軽量素材で作られており、使用しない時には空気を抜いてコンパクトに収納ができます。取り扱いも簡単なので、現場間の搬送や保管スペースの確保といった負担を大幅に減らせます。サイズにもよりますが、作業員が一人でも持ち運びや設置作業が可能なため、現場での作業効率向上に貢献してくれるでしょう。
さらに、付属の専用送風機を使用すれば、一つのエアーマットあたり約5分という短時間で簡単に膨らませて設置を完了します。撤去も空気を抜くだけです。
日々の設置・撤去作業が必要な現場や、緊急時の飛び降りクッションとしての迅速な展開が求められる場面でも、その利便性を大いに発揮するでしょう。
特徴4:高い衝撃吸収性能で万が一の墜落・転落時の被害を最小限に
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は、万が一の墜落・転落事故が発生した際に、作業員への衝撃を最大限に緩和する高い衝撃吸収性能を備えています。これは、製品の最も重要な機能であり、作業員の安全を守る上で欠かせない要素です。
独自の内部構造により、落下時のエネルギーを効果的に吸収・分散させる設計となっています。セーフティーエアマット 衝撃値測定試験でも、客観的なデータに基づいた安全性能が実証されており、信頼性の高い安全マットとして活用できます。
従来の足場クッションのような部材保護目的とは異なり、人体への衝撃を和らげることに特化しているため、万が一の高所からの落下という際にも、致命的な傷害に至るリスクを大幅に低減させることが期待できます。
特徴5:多様なサイズ展開とニーズに合わせたオリジナル作成も可能
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は、標準的なエアーマットサイズを複数用意しているだけでなく、お客様の特定のニーズに合わせたオリジナル作成にも対応できる柔軟性を持っています。
標準サイズで対応できない特殊な現場環境や、特定の設置スペースに完全にフィットさせたい場合など、さまざまな要望に応じたカスタマイズが可能です。特定の寸法での製作、連結方法の変更など、細かな仕様調整にもご相談いただければ、最適なエアーマットをご提案します。規格品ではカバーしきれない現場の課題に対しても、最適な安全ソリューションを提供することが可能です。
また、企業ロゴや安全標語などを印刷が可能なので、現場の安全意識向上を促したり、安全対策に力を入れている企業姿勢をアピールしたりすることにも繋がるでしょう。単なる安全設備としてだけでなく、管理やブランディングの面でも役立つでしょう。
セーフティーエアーマット⑥(コンパクト連結タイプ)の利用シーン・用途
セーフティーエアーマット⑥(コンパクト連結タイプ)は、そのユニークな形状と連結機能により、従来の安全マットでは対応が難しかった多様な現場で活躍します。
・ 建設現場の足場下や開口部
・ 橋梁やプラントなどの特殊な構造物周り
・ 鉄骨組立や屋根上といった高リスク作業
・ 荷下ろし場や通路脇などの不測の事故対策
このように、エアーマットは一般的な建設現場から特殊な作業環境まで、幅広い場面で作業員の安全確保に貢献します。具体的な利用シーンを見てみましょう。
建設現場・建築現場における足場下の隙間や開口部周りの墜落防止対策
建設現場や建築現場では、セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)が足場下の隙間や床・壁の開口部周りでの墜落防止対策として大きな効果を発揮します。
これらの場所は、柱があったり壁の形状が複雑だったりします。
しかし、コンパクト連結タイプであれば、個々のエアーマットを組み合わせることで、そのような複雑な形状にもぴったりとフィットさせることが可能です。足場クッションだけでは防ぎきれていなかった万が一の墜落事故発生時にも、作業員への衝撃を効果的に吸収し、被害を最小限に抑えることができます。
橋梁点検・補修、プラント設備メンテナンスなど、特殊な形状が多い高所作業現場
橋梁の点検・補修作業や、工場・プラント内での設備メンテナンスといった場面でも、セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は有効な安全対策となります。
これらの現場は、足場が組みにくかったり、床面に配管や機械設備などの障害物が多かったりと、設置スペースが限られ、形状も複雑であることが少なくありません。
しかし、コンパクト連結タイプなら、狭いスペースに合わせて連結して配置したり、障害物を避けるように連結したりすることで、これまで安全対策が手薄になりがちだった場所にもセーフティーエアクッションを設置できます。特殊な環境下での高所作業における安全レベル向上に大きく貢献するでしょう。
鉄骨組立時や屋根上作業など、転落リスクが高い場所の安全確保
鉄骨組立作業や、新築・改修時の屋根上作業など、特に転落リスクが高いとされる作業においても、セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は作業員の安全確保に重要な役割を果たします。
これらの作業は、足元が不安定になりやすく、万が一の墜落・転落が重大事故に直結する可能性が高いです。作業エリアの直下にコンパクト連結タイプのマットを敷き詰めることで、安全マットとしての機能を発揮し、落下時の衝撃を大幅に軽減します。
コンパクト連結タイプは比較的軽量で設置・撤去も容易なため、作業の進捗に合わせて安全エリアを移動させるといった運用も可能です。これにより、常に作業箇所の下に安全なクッションを確保し、高リスク作業における安心感を高めることができます。
工事現場内での荷下ろしエリアや仮設通路脇など、想定外の落下リスク対策
セーフティーエアーマット(コンパクト連結タイプ)は、直接的な高所作業エリアだけでなく、工事現場内で想定外の落下リスクがある場所の予防的な安全対策としても活用してください。
例えば、トラックからの資材の荷下ろし作業を行うエリアの周囲や、段差のある仮設通路の脇などです。これらの場所は、作業員が意図せず足を踏み外したり、バランスを崩して転落したりする危険性があります。
コンパクト連結タイプのマットを危険個所の周囲に設置しておくことで、万が一の転落時にも飛び降りクッションのように衝撃を吸収し、怪我のリスクを低減させます。これにより、現場全体の安全意識を高めるとともに、予期せぬ事故に対する備えを強化することが可能になります。
実証! エアー式セーフティマットの確かな安全性(衝撃値測定試験)
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衝撃値測定試験の概要と目的
衝撃を測定する機械をアルミ缶を50kgのダミーの中にいれ、セーフティーエアーマットと地面の上にそれぞれ落下させました。
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落下試験の衝撃吸収試験結果
5mの高さから落ちた際の衝撃はどれほどでしょうか。エア防災のセーフティエアマットは、下記の動画のように、高い衝撃吸収性能を持ってます。
詳細はセーフティーエアマット 衝撃値測定試験 をご覧ください。
セーフティエアマットの比較
エア防災のセーフティエアマットは他にも、豊富なラインナップをご準備しています。
多層タイプ (W:5.0×D:2.0×H:1.5) |
二層TYPEで落下の吸収力が高く、幅の狭いところでも対応しやすいエアーマット。連結可能 |
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チューブ内部タイプ (W:5.0×D:5.0×H:0.8) |
多数のエアーチューブ式の仕上がりで、衝撃を吸収。大きな衝撃にも耐えやすい構造で、スノーボードなどの練習にも活用 |
単層オリジナルタイプ (W:5.0×D:1.0×H:1.0) |
簡単設置のエアーシステムTYPEでシンプルな構造。連結しやすいエアーマット |
多層連結タイプ (W:5.0×D:5.0×H:2.0) |
マットの両側に連結部分があるため、5m×20m、5m×10mのように広げられ、広範囲をカバーできるサイズ変更が可能 |
コンパクト連結タイプ【静音】 (W:5.0×D:2.0×H:1.5) |
一度空気を入れたら付け替えて使用できる静音仕様。設置しやすく、小型トラックにも積めるコンパクトさで持ち運びに便利 |
コンパクトタイプ 【静音】 (W:2.0×D:1.0×H:1.0) |
小さく独立しているので、せまい所でも活躍 |
価格
セーフティエアマットは販売・レンタルどちらも可能です。価格は、ご利用日数、サイズ、機能、数量などによって異なります。
販売価格
長期間でのご利用を検討されている場合は購入がおすすめです。サイズや数量、オリジナル製作の可否などによって購入価格は変動いたします。
オリジナル作成の場合は、ご希望をお伺いし、お見積もりを作成します。
レンタル価格
短期間でのご利用を検討されている場合はレンタルがおすすめです。使用期間・数量などによって、レンタル料金は変動いたしますので。
お気軽にお問い合わせください。
納品品実績・ご利用事例
これまで、数多くの企業様や団体様にご利用いただき、高い評価をいただいております。
また、近年は「先進建設・防災・減災技術フェアin熊本」や「JECAFAIR2024in東京ビッグサイト」に出展しております。
建設業、消防、自衛隊の方々に実際に体験いただいており、その場でお問い合わせをいただくなど、非常に注目を集めています。
安全マット、セーフティーエアーマットでのお悩みや、ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
![]() |
製品仕様
- サイズ
- W:0.0m×D:0.0m×H:0.0m
- 電源
- 電源 100V 15A×1
- セット内容
- 本体×1
送風機×1
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