【納品実績】トンネルの吹き抜け風を遮断 トンネル遮風アーチ
こんにちは、ワン・ステップの柳田です。
今回は、建設業のお客様からお問い合わせをいただき、開発したトンネル遮風アーチのご紹介です。
▲ トンネル用社風アーチの全体像 |
【お問い合わせ内容 : 貫通風を制御したい】
建設現場のトンネル工事を行う上で、貫通風が起こります。
トンネル工事における「貫通風」とは、トンネルの両端から同時に掘進する際に、中間地点でトンネルが貫通した瞬間に生じる風のことを指します。
ここでポイントとなるのは、トンネル内の気圧の差です。
貫通風のイメージ:貫通風とは、トンネル貫通時に気圧差で起こる風 |
貫通風の原理
トンネルが両側から掘られていくと、中間地点でつながる直前までは、トンネルの各部分は閉じられた空間となっています。このとき、トンネル内部と外部との間で気圧差が生じることがあります。トンネルが貫通すると、この気圧差を均衡させるために空気が急速に移動し、それが「風」として感じられるわけです。
貫通風の影響
貫通風の強さは、気圧差の大きさに依存しますが、非常に強力な風となる場合があります。この風は作業員にとっては危険を伴うこともあり、また、トンネル内の設備や構造に損害を与える可能性もあります。
対策方法
気圧均衡の調整:トンネルの掘進工程で、気圧が均一に保たれるように工夫することが重要です。これには、適切な換気計画が必要です。
貫通直前の措置:貫通直前に小さな穴を開けて、徐々に気圧を均衡させる方法もあります。これにより、突然の大風を防ぐことができます。
などの対策が必要です。
今回のトンネル社風アーチは、エアー式のアーチをトンネルの出入口に設置し、貫通風を遮断して温度・湿度の変化を防ぐことが出来る製品です。
専用の送風機で空気を送り込むだけで設置が出来るため、トンネル社風アーチの設営は約15分、固定などの作業を含めると1~2時間程度で設置が可能です。
トンネルに社風アーチを設置・固定している際の様子 |
設置完了時の写真 |
もちろんトンネルのサイズに合わせての作成が可能ですので、
ご希望のサイズ感イメージをお問い合わせください!
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