【SFTS(重症熱性血小板減少症候群ウイルス)について④】夏のアウトドア マダニに注意。効果のある予防法は?
以前からマダニに噛まれることによって感染する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群ウイルス)」について、情報を出してきました。
弊社の関東支店がある千葉県でもSFTSの初めての感染例が出たということで、注意喚起をしています。SFTSは九州などの西日本を中心に徐々に拡大していますが、少しずつ東日本にも拡大しているようです。
2021年の夏は、キャンプ、グランピングを中心に例年以上にアウトドア人気が高まり、山や草むらに入る人が増えると予測されています。
山や草むらにマダニは多く生息していますので、
・肌の露出を避けること
が一番大事です。
また、行政のHPなどでは、野外で活動するときの注意点を以下のように記しています。
草むらや山など、ダニが多く生息する場所に行く場合には、腕、足、首など肌の露出をできるだけ少なく、またダニが入り込む隙間のない服装をしましょう。
○首まわり:タオル等を巻くか、ハイネックの服を着用しましょう。
○腕:長袖の服と軍手や手袋を着用しましょう。
袖口は軍手や手袋の中に入れましょう。シャツの裾はズボンの中に入れましょう。
○足:長ズボンを着用しましょう。また、サンダルなどではなく、足を完全に覆う靴を着用しましょう。
ズボンの裾は靴下や長靴等の中に入れましょう。
それでもわずかな隙間から潜り込まれることがありますので、野外から戻った際は、次のことに心がけてください。
●衣類の表面にマダニがついていないか確認しましょう。
●体(特に脇の下、足の付け根、首、ひざの裏、脇腹、頭髪部など)を確認しましょう。
●入浴やシャワーによりダニが吸着する前に洗い流しましょう。
ディート(DEET)を成分として含む虫除けスプレーは一定の効果があるとされていますが、濃度や活動による発汗によっても流れ落ちることがありますので、補助的なものとして使用してください。
また、虫よけスプレーなどをしておくことで、ダニに噛まれる可能性が低くなるとも言われていますので、虫よけスプレーをこまめに行いながら、アウトドアレジャーを楽しむことをお勧めします。
ぜひ、安全面を確保しながら、夏のアウトドアレジャーを楽しんでください。
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