【消防向け　消防用スピード貯水タンク①】横浜消防納品実績紹介

こんにちは、ワン・ステップです。

弊社がある宮崎県ですが、先日震度5弱の地震が発生しました。

幸いにも会社や社員に影響はありませんでしたが、昨年8月の地震に続く出来事で、改めて災害への備えの重要性を感じました。

災害に直面したとき、適切な準備があるかどうかで被害の大きさや復旧までの時間が大きく変わることがあります。

特に水の確保は、災害時の命を守る上で欠かせない要素の一つです。

断水が起きた場合、飲み水はもちろん、トイレや清掃、調理用の水が不足し、生活に支障をきたします。

これをきっかけに、私たちも災害時に必要な「備え」について、改めて考える機会となりました。

災害時の貯水タンクの必要性

災害や地震時には水道が断水する恐れがあり、飲料水や生活用水を確保するために貯水タンクが重要です。

復旧まで数日以上かかる場合でも、タンクがあれば飲み水やトイレ、清掃用水を確保できます。

また、避難所での水不足を補い、雨水利用など平時の節水対策にも役立ちます。

これに伴い、弊社が開発した消防用スピード貯水タンクが重要な役割を果たします。

消防用スピード貯水タンクは、緊急時や災害時に迅速かつ確実に水を供給することを目的に、

空気を入れるだけで15分以内に設置でき、災害時の迅速な水供給を可能にするために設計されています。

消防用スピード貯水タンクとは

弊社が提供する消防用スピード貯水タンクは、地震や洪水などの災害時や火災発生時での利用を想定した設計が施されています。

最大の特徴は、空気を入れるだけで約15分ほどで立ち上がる設計と、収納時のコンパクトさです。

軽量で持ち運びやすく非常時に機動性が高いためどなたでも簡単に設営と設置ができます。

納品実績

本製品は横浜市消防局様　横浜市の各消防署様へ97機ご納品致しました。

また、宮崎県内でも国交省や消防署が主催する公開訓練デモで採用され、大規模な災害時における貯水対策として注目を集めています。

従来の給水車は2000Lほどの容量ですが、タンクを併用することで大規模な火災や地震時でも水不足を補うことが可能になります。

事前の準備が被害を抑える重要な手段として評価されています。

今回はその時のデモの様子をご紹介します。

運搬・準備の様子

使用しないときは空気を抜いて丸めることで約1ｍのサイズに収納でき、保管場所を選びません。

今回は1機のご利用だったので、男性スタッフ1名で運搬と設置を行いました。

男性1名～2名で車への積込みと荷降ろし・持ち運びが可能な重さです。

写真のように軽バンでの運搬が可能なので、トラックのような大きい車の準備も不要です。

1機であれば、軽バンの荷台に4分の1サイズに収まります。

設置風景

今回のタンクは3層タイプでしたが、消防用スピード貯水タンクは2層または3層構造になっています。

設置は各層にある送風口に、下から順番に空気を入れるだけで完成です。

まずは1番下の1層目から空気を入れている様子です。

約5分ほどで1層全体に空気が入ります。

送風機は小型ですが、電源が必要なため、外でご利用いただく際は発電機の準備を推奨しております。

2層目に空気を入れている様子です。

徐々に完成形に近づいていくのが分かります。

送風機の電源を押したら空気が入るまで待つのみ、本体と送風機があれば設置できるので大規模な施工工事や細かな部品などが不要です。

1番上の3層目に空気を入れている様子です。

3層目まで入れ終わるのに約15分ほどかかります。

高さは約1・5mなのでタンク内の水の入替えや内部確認も容易で非常時の使い勝手が良い設計となっています。

ご利用の様子

今回は火災時に散水車から放水車に給水して散水し、給水車の水がなくなったら、消防用スピードタンクから給水して散水させることを想定してのデモでした。

実際に給水車から消防用スピード貯水タンクに水を給水しているときの様子です。

3層タイプのもので最大6000L貯水が可能です。

実際に使用された消防局の方からも、

設営が空気を入れるだけなので消防団の方でも簡単にできるのは良いですね。と評価いただけました。

普段使用しているタンクなどはどうしてもレクチャーが必要なのも多いそうですが、このタンクであれば動画や写真などの簡単な説明だけで誰でも設置することが可能です。

消防用スピード貯水タンクの活用

本タンクは、災害時の飲料水や生活用水の確保にとどまらず、初期消火や散水車の補助水源としても活用可能です。

また、自治体や避難所での使用により、地域全体の防災力向上に寄与します。

色やサイズ、ロゴ追加などオリジナル製造の販売も承っております。

非常時に備え、ぜひ導入をご検討ください。