SFTSの感染対策に!陰圧ゲートの活用~宮崎大学の監修あり~

SFTSとは?いま西日本を中心に広がる感染症リスク

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、SFTSウイルスに感染したマダニが媒介するウイルス性疾患です。

発熱、下痢、出血などの症状を伴い、致死率も高いため深刻な公衆衛生上の課題とされています。

また近年では、SFTSウイルスに感染した猫から人、犬から人といったペットを介した感染例も報告されており、動物関連施設でも警戒が必要です。

 

感染症対策のカギは「陰圧室(陰圧ゲート)

SFTSをはじめとする感染症対策において注目されているのが、出入口の空気の流れを制御する「陰圧室」です。

弊社が提供する陰圧室は、HEPAフィルターとファンを組み合わせ、粒子状のウイルスや微生物を捕捉します。

・空気の流れを制御する陰圧の原理

・陰圧室によって交差感染を防ぐ

・軽量、簡易設置が可能なエア式構造

 

宮崎大学でも導入!動物感染対策の先進事例

弊社の陰圧室は、宮崎大学農学部の金子教授の監修を基に開発されました。

動物愛護センター様を中心に動物病院などにて実際に導入され、SFTS感染対策の一環として使用されています。

動物を扱う研究施設では、出入りによるウイルスの外部拡散リスクが常に存在します。

陰圧室は、汚染ゾーンとクリーンゾーンの空間分離を担い、ガイドラインに沿った対策を建物を改修せずに実現できるのが特長です。

 

SFTSガイドラインから見る現場でのリスクと対応

厚生労働省や各自治体が発行するSFTSガイドラインでは、以下のような対策が推奨されています。

・感染動物の隔離と動線管理

・個人防護具(PPE)の着用

・空間ごとの遮断(陰圧・消毒)

このような対策に、可搬型である陰圧室は非常に有効です。

 

「猫から人」「犬から人」への感染拡大にも備える

ペットとして飼育されている猫・犬もSFTSウイルスを保持することがあり、飼い主や関係者への感染が懸念されています。

このようなリスクに備えるために重要なのが、出入り口での遮断対策です。

陰圧室を用いることで、感染が疑われる動物の搬入・搬出時の飛沫・空気感染の抑制が可能になります。

 

SFTSの治療法と「予防重視」の必要性

現在、SFTSに対する特効薬やワクチンは存在していません。そのため、感染を防ぐための予防対策が最重要となります。

陰圧室やゾーニング設備など、物理的・視覚的に分かる対策は、感染リスクを下げるだけでなく、周囲の安心感にもつながります。

 

SFTS感染対策には「出入口対策」が不可欠です

SFTSウイルスは、マダニだけでなく猫・犬を媒介して人への感染を拡大するリスクがあります。

弊社の陰圧室は、宮崎大学をはじめとした研究・医療・動物関連施設で導入されており、空間を分けるシンプルかつ強力な感染対策として多くの現場で活用されています。

感染拡大を防ぐための出入口対策の第一歩として、ぜひご検討ください。

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