【エア防災・建設ラボシリーズ㉑】雪害対策の実験に使い勝手が良いスノーマシン。
2022年~2023年にかけて、各地で大雪の被害がありました。
大雪のニュースがおおいですが、気象庁では1875年から現在に至るまでの東京の数値を公表しています。(気象庁のページ)
雪に関しては1953年から計測されており、今年は2023年なので70周年ですね。見てみると昨シーズンは12回の降雪があり、最大10cm積もったようです。過去には30cm積もったことがあったり、1シーズンに66回降雪があった年もあるようです。
大雪が降ると様々なところに影響が出るため、交通。建設関係から消耗品に至るまで、日夜、様々なメーカーさんが雪害対策の製品を開発されています。
製品やサービスによって、試験の種類も変わってくるかもしれません。
着雪・着氷試験:雪が降った際に、機械などに雪が着雪することによる影響を確認する試験。センサーやライトなどは着雪により性能が大きく落ちる可能性がある。
降雪試験:降雪・吹雪などの環境下を再現して、影響を確認する試験。降雪時の視認性が変化するなどの確認が必要なケースがある。
融雪試験:雪が解けて氷(固体)から水(液体)に変化していく際の試験。融雪が遅れると交通網の回復に大きな影響が出たり、農作物への影響なども出てしまうケースがある。
他にもいろいろとあるかもしれませんが、これらの試験を簡易的に実施したいというニーズもあるかと思います。
そこで、ワン・ステップでは、スノーマシンのレンタルを実施しています。
こちらはイベント時に使用している人工降雪機械のスノーマシンです。
動画を見てもらえると、どれくらいの雪が出るか、分かってもらえるかと思います。
雪に関する実験・研究をされる際に、必要な場合は全国どこでも対応可能ですので、ぜひお声掛けくださいませ。
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