【エア防災・建設ラボシリーズ⑳】エアーブリッジ・試作・開発中の途中経過を報告します。
ワン・ステップの山元です。今回は試作中のエアーブリッジを少し紹介いたします。
ワン・ステップではエアー式のブリッジを作ることが出来ないか検討をしています。
黒色の平坦なマットと、マットを両端で固定するためのアーチの組み合わせです。
少しイメージは違いますが、こちらはパリの建設家がセーヌ川にかけたエアー式の橋です。
私たちはこのような優雅な状況は想像しておらず、台風や大雨の後に、橋が流されてしまって対岸に渡ることが出来なくなったり、どうしても対岸まで渡る必要性がある場所での使用を想定しています。
橋の部分はこのような感じです。足をなくして、フラットにすることも可能です。横幅や長さも変更できます。
両端はエアー式のアーチ型の柱で固定し、橋が動かないように工夫しています。
大雨直後の濁流であったり、流れの早い川などの場合は、構造を変更し、橋の部分が水面につかないようにしないといけませんが、ほとんど流れのないような場所や、どうしてもボートで移動できない車いすなどであれば、橋の上を通ることで、安全に対岸もしくは目的の大きなボートまでたどり着くことが可能かもしれません。
このツールは現時点で完成品ではないため、構造を見てもらった上で、どんな課題解決に使えるかをお客様と共に議論しながら進めていきたいと思い、情報を開示しました。
ご興味がある場合はお気軽にお問い合わせくださいませ。
関連コラム記事
-
【エア防災・建設ラボシリーズ①】密封タイプのエアチューブ
9月1日は防災の日でした。コロナ禍で防災訓練なども思うようにできなかったことも多かったとお聞きしました。 弊社では「エア防災」シリーズのツールを試験的に開発をしたり、実際に製品リリースをする試 […] -
【エア防災・建設ラボシリーズ②】ドロップスティッチ構造について
弊社で販売をしているジョイントエアーパネル。 エアー式のマットで、万能です。 ジョインエアーパネルはドロップスティッチ構造と言い、マットレスの中に無数の紐が取り付け […] -
【エア防災・建設ラボシリーズ③】側面が透明なクリアプール
今回、側面が透明なプールをお客様の要望で製造しました。 内寸3m×6m、高さ1mです。 側面がクリアだと、水の中で何が起こっているかが、周囲から一目瞭然のため、水の […] -
【エア防災・建設ラボシリーズ④】エアー式仮設ドッグランの運営がスタート。簡単に壁が立ち上がります。
宮崎は晴天です。 9月25日、26日は宮崎県小林市の生駒高原でエアー式ドッグランを立ち上げて、運営をしています。(運営は弊社のパートナー企業) エアー式ドッグランは四方を壁で囲っ […] -
【エア防災・建設ラボシリーズ⑤】貯水をする目的によって様々なプールで対応可能
水を貯める際に仮説のプールが必要になり、お問い合わせをしてもらうケースが増えています。 一概に水を貯めるといっても、様々な要素があり、お客様のご要望をお聞きしながらご提案しています。せっかくですので、要望別 […]